教養民法基礎コース

物権&債権

Question【ケース0-3】

「債権者の取立てが厳しくって・・・」「債権者が夜も昼も自宅に押し掛けて・・・」という場合の「債権者」ってとても怖い人たちっていうイメージなんですが、一体どういう人達なのでしょうか?

私法の世界の権利は物権と債権に分けられる

日常生活においても権利や義務という言葉は使いますよね。もちろん、権利や義務という言葉は民法でも登場しますが、この権利・義務を言い換えた言葉として、民法では、物権と債権・債務という言葉がよく使われます。

民法では、「権利」を何を対象にする権利かという観点から呼び分けています。

物に対する権利(支配権)を「物権」、人に対する権利(請求権)を「債権」とよびます。

債権ある所に必ず債務あり

人に対する請求権である「債権」には、一方に請求をされる人がいるわけです。このように債権に対応して生じる「~しなければならない」という義務のことを「債務」とよんでいます。そして、債権を有している者を「債権者」、債務を負っている者を「債務者」とよびます。

債権と債務は必ず対応して存在するものです。債権があるのに債務が存在しないということはありません。したがって、債権者がいれば、必ず債務者も存在していることになります。

たとえば、AさんがBさんに100万円を貸している場合、AはBに対して、100万円を返して下さいと要求できますよね。これが「債権」であり、金銭の支払いを求めることができる請求権なので「金銭債権」もしくは貸したお金なので「貸金債権」と呼びます。

一方、BはAに対して100万円を返さなくてはならない義務を負っていますが、これが「債務」です。金銭を支払わなくてはならない義務なので「金銭債務」もしくは貸し付けた受けたお金なので「貸金債務」と呼びます。

そして、この場合、Aが債権者、Bは債務者ということになります。

【図解0-3】物権と債権・債務

物権と債権・債務

Answer【ケース0-3】

「債権者」とは、ある人に対する請求権をもっている人を指します。
たとえば、お金の貸し借りがあった場合、お金を貸している側が債権者になります。お金を借りている側である債務者に対して「返せ!」と要求できる立場にいることから、ときに怖~い存在にもなるのです。

【板書ノート0-3】

物権-物に対する支配権
債権-人に対する請求権 ⇔ 債務-人に対する義務

債権を有する者が「債権者」・債務を負っている者が「債務者」
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